オンコリスがカイ気配スタート、新型コロナ治療薬開発に関して新日本科学と共同開発契約を締結へ
オンコリスバイオファーマ<4588>がカイ気配スタートとなっている。20日の取引終了後、現在開発を進めている新型コロナウイルス感染症治療薬「OBP-2011」に関して、新日本科学<2395>と共同開発契約を締結すると発表しており、これが好感されている。
「OBP-2011」は、現在までに行われた探索的な薬物動態試験や安全性試験で問題となる毒性の兆候は認められておらず、薬理試験ではブラジル型やロンドン型などの変異型コロナウイルスに対しても効果が期待できることなどが確認されている。現在は、発症初期に対する経口治療薬を目指して前臨床試験が進められており、今回の共同開発契約は今後予定されている前臨床試験の開発スピードを上げ、臨床試験開始までの期間を短縮することが目的。なおオンコリスでは、22年上期には前臨床試験を完了し、直ちに治験届を提出することを目標としている。