シスメックス反発、全自動PCRロボットコンテナの社会実装に向けた共同研究を開始
シスメックス<6869>が反発している。同社は21日、川崎重工業<7012>及び京都大学医学部附属病院と、新型コロナウイルス対策を目的とした大規模全自動PCRロボットコンテナの社会実装に向けた共同研究を開始すると発表。これが材料視されているようだ。
この共同研究では、シスメックスと川重、メディカロイド(神戸市中央区)が開発した自動PCR検査システムの性能評価、臨床的有効性評価を行うとともに、被検者もしくは被検者の検査を管理する検査機関による検査依頼から検査結果の報告、フォローアップまでを含めた大規模PCR検査業務設計の評価を行う予定。この検証結果をもとに、新型コロナの臨床検査、クラスター発生地、感染ハイリスク者のスクリーニング、疫学調査、空港検疫や大規模イベントなどへの迅速な大量検査体制の提供が期待される。