ファンペップ---抗体誘導ペプチド「FPP003」の物質特許が米国において成立

材料
2021年4月22日 10時30分

ファンペップ<4881>は21日、開発中の抗体誘導ペプチド「FPP003」の物質特許が米国において成立し、米国特許商標庁(USPTO)から特許公報が公表されたことを発表。同特許は、用途にかかわらず、物質そのものを広く保護する物質特許である。

発明の名称は、「疾患の要因となる生体内タンパク質を標的とするコンジュゲートワクチン」、出願人は同社及び大阪大学である。

同社は、抗体誘導ペプチドの創薬プラットフォーム技術を保有していることを強みとし、大阪大学大学院医学系研究科との共同研究によって様々な疾患を対象とする抗体誘導ペプチドの創薬研究を行っている。「FPP003」は、大日本住友製薬<4506>との共同研究により創製した開発化合物である。北米の全疾患を対象とする独占的開発及び商業化権に関するオプション契約を締結している。また、「FPP003」の物質特許は、日本や欧州等にも出願している。

抗体誘導ペプチドは、患者の体内で抗体産生を誘導することにより治療効果を期待するペプチドワクチン。化学合成で製造することが可能なため製造コストを抑制でき、さらに投与後は患者の体内で免疫細胞が一定期間持続的に抗体を産生するため、薬剤投与間隔も長いことが期待される。同社は先進国で深刻化する医療財政問題の解決や患者の負担軽減への貢献を図る。

《ST》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.