来週の為替相場見通し=バイデン氏の施政方針演説など注目
来週の外国為替市場のドル円相場は、107円台でのドル安・円高が進むかが注目されそうだ。予想レンジは1ドル=107円40~108円70銭。
この週は、狭いレンジでの一進一退が続いたが、ドルは徐々に上値を切り下げ108円台を割り込む動きをみせている。来週は26~27日に日銀金融政策決定会合、27~28日に米連邦公開市場委員会(FOMC)が予定されている。ともに金融政策は現状維持の見通しだが、FOMCではテーパリング(量的緩和縮小)に向けた何らかの動きがあるかが注目されている。また、28日にはバイデン米大統領が施政方針演説を行う。バイデン氏が議会で演説するのは就任後、初めてでインフラ投資や環境政策などの政策が訴えられる見通しだ。29日には米1~3月期国内総生産(GDP)が発表される。また、30日には中国4月製造業PMIやユーロ圏1~3月期GDPが公表される。国内では29日が昭和の日の祝日で休場となる。