山洋電が急反発、FA市場からの需要増え21年3月期業績は計画上振れ
山洋電気<6516>が急反発している。26日の取引終了後、集計中の21年3月期連結業績について、売上高が768億円から775億600万円(前の期比9.6%増)へ、営業利益が36億円から48億3000万円(同4.6倍)へ、純利益が25億円から39億4200万円(同9.3倍)へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好感されている。
主要な販売市場である通信装置やロボット、半導体製造装置などのファクトリーオートメーション市場からの需要が大幅に増加したことに加えて、受注の増加にともなう操業度の上昇が利益を押し上げた。更に為替差益の計上や優遇税制の活用による法人所得税の減少なども寄与した。なお、同時に45円を予定していた期末配当を55円にすると発表した。年間配当は90円(前の期90円)となる。