東エレデバ急反発で上場来高値、22年3月期は連続2ケタ増益で21期ぶり最高益更新へ
東京エレクトロン デバイス<2760>が急反発。前日比370円高の5330円で寄りつき、上場来高値を更新した。27日の取引終了後に発表した21年3月期の連結決算で経常利益は前の期比29.4%増の46億2500万円で着地。続く22年3月期の同利益は前期比10.3%増の51億円と21期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなり、これを好感する買いが入っている。
今期は半導体及び電子デバイス事業が顧客商権の拡大を背景に好調を維持するほか、コンピュータシステム関連事業とプライベートブランド事業は新規顧客の獲得に引き続き注力する。また、子会社の東京エレクトロン デバイス長崎が保有する固定資産の譲渡及び取得に伴い、18億8800万円の特別利益を計上する予定としている。
併せて、前期の年間配当を108円から125円(前の期は90円)に増額し、今期は前期比50円増の175円に増配する方針としたことも好材料視されている。