メディアス大幅反発、21年6月期経常を7期ぶり最高益に上方修正し配当も7円増額
メディアスホールディングス<3154>が大幅反発し年初来高値を更新している。27日の取引終了後、21年6月期の連結経常利益を従来予想の11億6000万円から26億5000万円(前期比65.8%増)へ上方修正すると発表。7期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなり、これが好感されている。
医療機器販売事業における消耗品で個人用防護具関連や新型コロナウイルス感染症の検査に係る試薬など感染対策関連製品の販売が想定より伸びるほか、備品も補助金関連の案件、移転や新築にかかる案件、放射線機器の大型案件を獲得するなど好調に推移。医療機関の設備投資が集中する3月は想定を大きく超える売上高を記録した。また、旅費交通費などの抑制や経費削減の進展も上振れに貢献する。業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の14円から21円(前期は14円)に大幅増額修正したことも好材料視されている。