メルコ急騰、テレワーク拡大続き22年3月期は2ケタ増益で10円増配へ
メルコホールディングス<6676>がマド開け急騰し、年初来高値を更新している。27日の取引終了後に発表した21年3月期の連結決算で経常利益は前の期比84.6%増の90億7100万円で着地。続く22年3月期は前期比10.2%増の100億円に伸びる見通しとなった。これを好感する買いが入っている。
前期は新型コロナウイルス感染拡大に伴うテレワークの普及を背景に、主力のIT関連事業でWi-Fiルーターを中心に販売が好調だったほか、製麺大手のシマダヤが展開する食品事業では広告販促費の削減効果で採算が大きく改善した。今期は外出自粛やテレワークの拡大が続くなか、安定した商品供給と主力商品の販売強化に取り組む方針だ。併せて、今期の年間配当は前期比10円増の80円に増配するとしており、これも評価材料となっている。