NECキャピは大幅続伸、22年3月期はV字回復見通しで4円増配へ
NECキャピタルソリューション<8793>は大幅高で3日続伸している。27日の取引終了後に発表した21年3月期の連結経常利益は前の期比33.0%減の60億8900万円に落ち込んだ。一方、22年3月期の同利益は前期比64.2%増の100億円にV字回復する見通しとなり、これを好感する買いが入っている。
前期業績はリサ・パートナーズが展開するリサ事業が、前の期にファンドによる大型の営業投資有価証券の売却や販売用不動産の売却があったことの反動で業績が縮小したことが響いた。今期は賃貸・割賦事業の伸長に加え、リサ社ののれん償却費用減少と新規事業の収益化を見込み、増収増益を計画する。併せて、今期の年間配当は前期比4円増の64円に増配する方針としたことも好材料視されている。