7日の米株式市場の概況、ダウ平均株価は229ドル高と3日連続最高値
7日の米株式市場では、NYダウが前日比229.23ドル高の3万4777.76ドルと5日続伸した。米国の金融緩和の長期化観測が強まり史上最高値を3日連続で上回った。
この日発表された米4月雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比26万6000人増と市場予想(97万8000人増)を下回った。景気回復期待が後退したことから、NYダウは下落してスタートした。ただ、米連邦準備理事会(FRB)が早期に金融緩和を縮小するとの観測が後退したことを背景に売り一巡後はプラス圏に浮上し、堅調な値動きとなった。ハイテク株に見直し買いが流入し、テスラやアップル、マイクロソフト、アルファベット(グーグル)が高い。エヌビディアやボーイング、エクソン・モービルが買われた。半面、アマゾン・ドット・コムやフェイスブックは安く、ウォルマートやIBM、ビヨンド・ミートが値を下げた。
ナスダック総合株価指数は、119.395ポイント高の1万3752.237と続伸した。出来高概算は、ニューヨーク市場が8億7172万株だった。