東京株式(前引け)=続伸、米金融緩和期待で株高基調継続

市況
2021年5月10日 11時44分

10日前引けの日経平均株価は前営業日比245円87銭高の2万9603円69銭と続伸。前場の東証1部の売買高概算は5億6464万株、売買代金概算は1兆1960億9000万円。値上がり銘柄数は1507、対して値下がり銘柄数は599、変わらずは83銘柄だった。

きょう前場の東京株式市場は前週末の欧米株高を受けリスク選好の流れとなり、朝方こそ売り買いを交錯させていたが、その後買いの勢いが増し、日経平均は一時300円を超える上昇をみせた。注目された4月の米雇用統計は市場の事前コンセンサスを大幅に下回り、これがFRBによる金融緩和政策の長期化につながるとの思惑から米株市場の強気優勢の地合いを演出したが、東京市場もこれに追随する動きとなっている。値上がり銘柄数は1500を超え、東証1部全体の7割近くを占めた。

個別では売買代金トップの任天堂<7974>が大きく上値を伸ばしたほか、ソニーグループ<6758>も堅調。日本製鉄<5401>、ジェイ エフ イー ホールディングス<5411>など鉄鋼大手も商い上位で上値指向を強めた。フルサト工業<8087>がストップ高カイ気配、日本冶金工業<5480>、メンバーズ<2130>なども値を飛ばした。大平洋金属<5541>も物色人気。半面、ファーストリテイリング<9983>が大幅安、レーザーテック<6920>、SUMCO<3436>も冴えない。メディカルシステムネットワーク<4350>、大幸薬品<4574>などが急落した。

出所:MINKABU PRESS

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