船井総研ホールディングス---1Qは増収・2ケタ増益、経営コンサルティング事業の受注が順調に増加

材料
2021年5月10日 18時26分

船井総研ホールディングス<9757>は7日、2021年12月期第1四半期(21年1月-3月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比5.3%増の68.91億円、営業利益が同15.6%増の17.04億円、経常利益が同14.0%増の17.32億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同18.4%増の11.84億円となった。

経営コンサルティング事業の売上高は前年同期比10.7%増の52.73億円、営業利益は同13.0%増の15.46億円となった。オンラインセミナーやWEBからの受注が順調に増えた。業種別においては、住宅・不動産業界向けや医療・介護業界向けのコンサルティング部門や、WEB広告運用代行業務及びDXコンサルティングにおいて増収となった。コスト面においては旅費交通費及び会場費が大きく削減された。

ロジスティクス事業の売上高は前年同期比11.2%増の7.37億円、営業利益は同37.8%減の0.74億円となった。物流オペレーション業務は、顧客企業におけるEC関連事業が好調であったこと、また、WEB経由からの新規受注が増加した。物流コンサルティング業務は、顧客企業における投資活動が慎重であったため減収となった。物流トレーディング業務は、企業や人の異動減少に伴う燃料販売量が伸び悩み減収となった。利益面においては、利益率の高い物流コンサルティング業務の売上高比率低下の影響を受けた。

ダイレクトリクルーティング事業の売上高は前年同期比33.6%減の5.30億円、営業利益は0.01億円(前年同期は0.15億円の損失)となった。新型コロナウイルス感染症の影響により、企業の求人数減少に伴い、採用広告出稿が減少したものの、新規受注及び売上高は回復傾向にあり、コスト削減や広告運用の効率化により利益率が向上した。

その他の売上高は前年同期比9.8%増の3.43億円、営業利益は同7156.3%増の0.43億円となった。コンタクトセンターコンサルティング事業は、研修申し込みが集中したことにより売上、利益ともに伸長した。ITコンサルティング事業は、新規受注の苦戦により減収となった。システム開発事業は、概ね前年同期と同水準の売上高となった。

2021年12月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比11.9%増の280.00億円、営業利益が同14.4%増の57.00億円、経常利益が同12.9%増の57.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同14.3%増の40.00億円とする期初計画を据え置いている。

《ST》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.