北電工は一時7%近く上昇、前期営業益は上振れ着地で今期予想は2.4倍
北陸電気工業<6989>が後場動意づき、一時7%近く上昇した。同社はきょう午後2時頃に、21年3月期通期の連結決算を発表。営業利益は前の期比31.3%減の5億7200万円(従来予想は4億円)で着地した。
売上高は同15.2%減の328億2500万円(従来予想は330億円)となった。自動車関連向けを中心に見込み通りの受注水準を確保したほか、諸費用の抑制に努めたことが利益を押し上げた。
あわせて公表した22年3月期通期の連結業績予想は、売上高が前期比20.3%増の395億円、営業利益が同2.4倍の14億円を見込む。自動車の電子化、機器の高機能化、IoTなどの技術革新が進む市場の変化に対応した取り組みに注力するとしている。