日本製鉄、JFEなど鉄鋼株が値下がり率首位、米株市場での景気敏感株売りが波及
日本製鉄<5401>、ジェイ エフ イー ホールディングス<5411>、神戸製鋼所<5406>など大手をはじめ鉄鋼株が軒並み利食われる展開となり、業種別騰落率で33業種中値下がり率トップとなった。ここまで、バリューシフトの動きに乗り景気敏感セクターの代表格として買いを集めてきたが、前日の米国株市場では景気敏感株への売り圧力が強まりNYダウの下げがハイテク株比率の高いナスダック総合指数よりもきついものとなった。新型コロナワクチンの普及を背景とした景気回復期待もインフレ懸念が意識されるようになり、株式市場全般に向かい風が意識されている。ここ大きく水準を切り上げた市況関連株の買いポジションを低める動きが優勢となり、直近上昇パフォーマンスの際立った鉄鋼株はその筆頭となっている。