新日本製薬が反発、上期営業利益27%増と自社株買いを好感
新日本製薬<4931>が反発している。午後0時30分ごろに発表した第2四半期累計(20年10月~21年3月)単独決算が、売上高165億7500万円(前年同期比1.5%減)、営業利益13億9800万円(同27.3%増)、純利益9億6500万円(同40.8%増)と大幅増益となったことが好感されている。
通信販売での購入単価上昇や購入頻度の高まりにより化粧品が計画を上回り伸長したことに加えて、効率化施策の進展や入電件数減などオペレーションコストの減少を図ったことが寄与した。
なお、21年9月期通期業績予想は、売上高350億円(前期比3.8%増)、営業利益35億円(同5.1%増)、純利益23億円(同8.4%増)の従来見通しを据え置いている。
同時に、上限を28万株(発行済み株数の1.29%)、または6億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これも好材料視されている。取得期間は5月13日から10月29日までで、資本効率の向上及び事業拡大に向けた機動的な資本政策の実行が目的という。