ソフトバンクGは大幅安で9000円台割れ、最終利益が国内過去最高の5兆円も逆風強い

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2021年5月13日 9時25分

ソフトバンクグループ<9984>は大幅安で3日続落。全般軟調相場の中で下値模索の動きが続いている。きょうはウリ気配でのスタートとなり、フシ目の9000円大台を大きく割り込んだ。同社株が8000円台をつけるのは3月末以来約1カ月半ぶり。12日取引終了後に発表した21年3月期決算は最終利益が4兆9879億6200万円とほぼ5兆円に達する水準に膨らみ、国内企業の最終利益としては過去最大となった。20年3月期の最終大幅赤字から一転してのピーク利益更新というセンセーショナルな変貌を遂げたが、株価には事前に織り込みが進んでいたことや、全体相場が波乱展開となる中で同社株も増幅する売り圧力にあらがえない状況となっている。また、5兆円近い最終利益もその大部分が傘下の「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」がもたらしたものであり、足もとで日米株安が進むなか、不安定な収益体質に対する警戒感もあるようだ。

出所:MINKABU PRESS

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