キッツが3日ぶりに反発、21年12月期経常利益予想を上方修正し配当も4円増額
キッツ<6498>が3日ぶりに反発している。12日の取引終了後、21年12月期の連結経常利益を従来予想の54億円から75億円に上方修正すると発表しており、これを好材料視する買いが入っている。
同時に発表した第1四半期の経常利益は16億9400万円だった。主力のバルブ事業で世界的な半導体需要増に伴う半導体製造設備向けの好況が継続したほか、伸銅品事業も売価に影響を与える原材料相場の高止まりや市況の回復に伴い販売量が高い水準で推移した。足もとの業績動向を踏まえ、通期業績予想を引き上げた。併せて、中間期の配当計画を従来の5円から9円(前年同期は5円)に増やすことも明らかにしており、これも好感されている。なお、年間配当は18円になる。