サンコーテクノ---21年3月期は増益、機能材事業の利益は2ケタ増

材料
2021年5月13日 11時57分

サンコーテクノ<3435>は12日、2021年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比3.0%減の179.40億円、営業利益が同2.2%減の14.75億円、経常利益が同3.2%減の14.81億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同1.8%増の10.26億円となった。

ファスニング事業の売上高は前期比3.0%減の135.88億円、セグメント利益は同6.6%減の17.61億円となった。各種設備工事等の需要は、民間工事・公共工事ともに前年を下回る水準にとどまっている。これに伴い、主力製品のあと施工アンカーの販売は減少した。また、インフラ関連を中心に完成工事高が増加したものの、ドリル・ファスナー製品の販売が減少し、海外売上高についても減少したことから、総じて軟調な推移となった。

機能材事業の売上高は前期比2.9%減の43.52億円、セグメント利益は同15.7%増の5.26億円となった。電動油圧工具関連の販売が、国内・海外ともに前年を下回る水準で推移したほか、電子基板関連、FRPシート関連及びアルコール検知器関連の販売も減少した。一方、2020年3月期第2四半期より新たに加わった、包装・物流機器関連の売上高が増加した。

2022年3月期通期の連結業績予想については、売上高が183.50億円、営業利益が15.20億円、経常利益が15.20億円、親会社株主に帰属する当期純利益が10.20億円を見込んでいる。2022年3月期の期首より「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号)等を適用するため、連結業績予想は当該会計基準等を適用した後の金額となっていることから、対前期増減率は記載していない。

《ST》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.