旭化成は後場一段高、マテリアル部門の収益回復で22年3月期は経常2ケタ増益へ
旭化成<3407>が後場一段高に買われている。きょう昼ごろに発表した21年3月期の連結経常利益は前の期比3.2%減の1780億3600万円と減益着地になったものの、続く22年3月期は前期比10.1%増の1960億円に伸びる見通しとなり、これが好材料視されている。
今期は前期に新型コロナウイルス感染拡大の影響を大きく受けて低迷したマテリアル部門の収益回復を見込む。自動車関連市場や石化製品市況の回復が継続することに加え、衣料関連市場の緩やかな回復が追い風となり、大幅な増収増益を計画している。