シチズンがカイ気配スタート、今3月期営業損益は大幅黒字化予想で9円増配へ
シチズン時計<7762>がカイ気配で始まり5日・25日・75日移動平均線が収れんする370円台に再浮上してきた。同社が13日取引終了後に発表した21年3月期決算は、インバウンド需要の剥落が響いて営業損益段階で95億5100万円の赤字となったが、コロナ禍で業績悪については株価に織り込みが進んでいたほか、従来計画よりは赤字幅が減少しての着地となった。続く22年3月期は営業損益が100億円の黒字と急回復を見込む。年間配当も21年3月期は前の期比7円減配となる5円としたが、22年3月期は業績の改善を背景に前期実績比9円増配の14円を計画するなど株主還元に積極的な姿勢をみせており、これを評価する買いを誘導している。