エンビプロは続急騰で値上がり率1位、好決算評価とリチウム電池リサイクル事業に期待
エンビプロ・ホールディングス<5698>は続急騰、一時12%を超える上昇で1100円台に買われ、東証1部値上がり率首位となる人気となった。建築廃材や配車などから集めた金属スクラップを選別して加工販売することを主力事業としている。
資源リサイクルは取り扱い件数の増加や利益率改善で収益を押し上げ、前週末14日に発表した21年6月期第3四半期(20年7月~21年3月)決算は営業利益が前年同期比40%増の12億5000万円と急増した。21年6月期通期では前期比2.4倍の19億1800万円を予想している。世界的な電気自動車(EV)シフトの動きを背景に、成長分野としてリチウムイオン2次電池のリサイクル関連事業に注力しており、同事業を手掛ける連結子会社の減損損失計上及び第三者割当増資を引き受けるなど、将来に向けた戦略的な布石にも余念がない。