テセックは3連騰で新値街道走る、業績高変化を背景に投資マネーの流入続く
テセック<6337>が3連騰で連日の年初来高値更新、業績高変化が見込める半導体関連として継続的な投資資金の流入が観測されている。12日にマドを開けストップ高の400円高に買われたが、その後も目先筋の売りを吸収しながら、5日移動平均線をサポートラインに漸次水準を切り上げる異彩の値動きを示している。
同社はハンドラ(分類装置)とテスター(検査装置)を主力とする半導体製造装置メーカーで半導体投資の活発化を背景に足もとでは業績回復色が強い。22年3月期は売上高が前期比2.2倍の77億円を予想し、増収効果を反映して営業損益も15億円の黒字化(前期実績は4億4800万円の赤字)を見込む。また、年間配当も大幅増配しマーケットの耳目を集めた。今期は前期実績の10円に対し6倍の60円を計画し、ファンド系資金とみられる大口の買いを誘導している。