本日の注目個別銘柄:住友精密、デジタルHD、サニックスなど

材料
2021年5月26日 15時25分

<6564> ミダック 6420 +380

大幅続伸。前日に発表した株式分割の実施が材料視されている。6月末を基準として1:2の株式分割を実施すると発表、株式の流動性向上と投資家層の拡大を図ることが目的としている。株式分割に伴って配当予想を変更、実質的には据え置きとしている。株価水準が高水準であることから、分割による流動性の向上効果は大きいとの見方が優勢のようだ。

<6952> カシオ計 1860 +68

大幅続伸。大和証券では投資判断「2」を継続し、目標株価を2100円から2200円に引き上げている。経済再開銘柄の一角として注目のもようで、高い競争力なども評価しているもよう。会社側では22年3月期営業利益265億円、前期比72%増と大幅増益を計画しているが、大和証券ではそれを上回る276億円を予想。23年3月期には345億円までの拡大を見込んでいるようだ。

<2389> デジタルHD 2358 +174

大幅続伸。前日に自己株式取得に係る事項の一部変更を発表している。取得株数の上限に関して、これまでの最大65万株、10億円から、発行済み株式数の5.86%に当たる130万株、20億円へと倍増させている。取得期間も2月12日から6月30日までであったが、9月30日まで延期している。先週末までの取得株数は43万1800株となっており、取得枠拡大に伴う需給期待があらためて高まる状況となっているようだ。

<4651> サニックス 358 +24

大幅反発。前日に明らかになった大量保有報告書によると、光通信が5.08%を保有する大株主になったことが明らかになっている。保有目的は純投資とされている。今後の追加取得など需給面への期待感につながっているようだ。また、前日には東京港でヒアリが150匹確認されたと伝わっており、シロアリ防除事業のニーズの高まりにつながるとの思惑も先行している。

<7238> 曙ブレーキ 172 -6

大幅続落。前日に21年3月期の決算訂正を発表、営業損益は1億円の黒字から6億円の赤字に修正している。北米の子会社において追加で納付すべき租税公課が発生したこと、タイの子会社において未収入金の残高に誤りのあることが判明したことが背景。また、営業赤字となったことで、A種種類株式の転換制限解除事由が発生したとも発表。今後の需給面に対する警戒も高まる形へ。

<2345> クシム 620 +17

大幅続伸。フィスコ<3807>が開催したフィスココインのスタートアップコンテスト優勝ビジネスアイデア「日本の文化をNFTヘ、NFTを世界へ」につき、受賞企業のチューリンガムと対象サービスアプリの共同開発に着手したと発表している。アート・サブカルチャー・IPなどを含む日本の文化をNFT化し、ユーザー間で売買できるアプリケーションを開発していく。業績への寄与を期待する動きが先行している。

<5631> 日製鋼所 2918 +60

大幅続伸。岩井コスモ証券では投資判断を新規に「A」、目標株価を3200円としている。EV開発では車体軽量化が重要な課題となり、軽量化が期待できるマグネシウムや高機能樹脂の拡大が見込まれるため。自動車業界のEVシフトが追い風になるとみられるなか、中期的な成長性の高さを評価しているようだ。22年3月期営業利益は、会社計画160億円を上回る170億円、前期比66%増を予想している。

<1719> 安藤ハザマ 873 +16

急反発。いちよし証券ではレーティングを「B」から「A」に、フェアバリューも950円から1100円に引き上げた。遅れていた建築工事の受注が前期第4四半期に計上され、手持案件の不足懸念は当面のところ回避できたとみられるほか、前期からは大型土木工事の進捗ペースも向上する兆しがみられると指摘している。22年3月期営業利益は会社計画249億円に対して275億円を予想、増益を確保できるとみている。

<6355> 住友精密 2377 +287

大幅反発。前日に3か年の中期計画を発表している。数値目標として、24年3月期売上高545億円、営業利益47億円を掲げている。来期からの収益拡大本格化を想定している。産業機器事業やICT事業の拡大を想定しているもよう。収益成長スピードは期待以上との見方が先行する形に。なお、産業機器では、水素製造、液化、気化などへの取り組みも積極化するようだ。

<6925> ウシオ電 1620 +53

大幅続伸。東海東京証券では投資判断「アウトパフォーム」継続で、目標株価を1650円から2400円に引き上げた。22年3月期営業利益は、映像装置事業の好転や成長分野の貢献で、会社計画50億円を上回る60億円まで急回復を予想。同事業は、有力映画作品の配給増加や映画館の再開に加え、プロジェクターの更新需要が期待でき、営業黒字転換を予想している。営業キャッシュフローも中計に対して順調に進捗と分析する。

《ST》

提供:フィスコ

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