東京株式(大引け)=88円高、ワクチン普及期待を背景に5日続伸

市況
2021年5月26日 15時52分

26日の東京株式市場は主力株中心に買いが続き日経平均は上値追いを継続。前日の米株市場は軟調だったものの米長期金利の上昇一服が買い安心感につながった。

大引けの日経平均株価は前営業日比88円21銭高の2万8642円19銭と5日続伸。東証1部の売買高概算は10億9663万株、売買代金概算は2兆4138億円。値上がり銘柄数は768、対して値下がり銘柄数は1308、変わらずは116銘柄だった。

きょうの東京市場は、朝方に日経平均が150円以上安く始まったが、寄り直後から広範囲に買い戻されすぐにプラス圏に切り返す展開となった。前日の欧米株市場は高安まちまちで米国株市場では買いが先行したものの、その後値を消す展開に。ただ、ハイテク株が相対的に強さを発揮しており、この流れが東京市場にも及び株価を押し上げた。米長期金利が低下基調にあることでインフレ懸念が後退、国内では新型コロナワクチンの普及が進み、足もと緊急事態宣言延長の可能性が高まっているものの、経済正常化への期待が勝る展開となった。もっとも、日経平均の2万8000円台後半は上値も重かった。値下がり銘柄は1300を上回り、全体の6割を占めている。業種別でも33業種中、22業種が下げるなど地合いそのものは売りが優勢だった。

個別では、任天堂<7974>が商いをこなし上値追い継続、ファーストリテイリング<9983>も堅調。トヨタ自動車<7203>がしっかり、Zホールディングス<4689>も買いが優勢だった。オリエンタルランド<4661>が高く、リクルートホールディングス<6098>が商いを伴い人気。パナソニック<6752>も水準を切り上げた。住友精密工業<6355>が急伸、エアトリ<6191>が値を飛ばした。大真空<6962>も大幅高。

半面、ソフトバンクグループ<9984>は売買代金首位となったがやや売りに押される展開だった。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも軟調。日本製鉄<5401>が安く、サイバーエージェント<4751>も値を下げた。ジェイリース<7187>が急落、レノバ<9519>も大きく水準を切り下げた。東海カーボン<5301>、ペッパーフードサービス<3053>も大幅安となった。

出所:MINKABU PRESS

最終更新日:2021年05月26日 16時17分

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