株価指数先物【寄り前コメント】 NT倍率上昇を見込んだNTロングのポジション取りを想定

市況
2021年6月1日 8時25分

大阪6月限ナイトセッション

日経225先物 28930 -40 (-0.13%)

TOPIX先物 1928.0 -0.5 (-0.02%)

シカゴ先物 28920 -50

(注:ナイトセッション、CMEは時間外取引、大阪の日中終値比)

31日の米国市場はメモリアルデーの祝日で休場。シカゴ先物清算値(時間外取引)は日中大阪比50円安の2万8920円だった。日経225先物のナイトセッションは日中比変わらずの2万8970円で始まり、開始直後には2万9040円まで上昇。しかし、米国市場の休場もあって手掛かり材料に欠けるなかでその後軟化すると、一時2万8870円まで下落幅を広げる場面が見られた。売り一巡後は2万8950円を挟んだこう着を経て、2万8930円で取引を終えた。 

本日はシカゴ先物にサヤ寄せする形で、やや利食い優勢で始まることになりそうだ。ただし、米国市場が休場だった影響により海外勢のフロー自体は限られるため、狭いレンジ内でのこう着感の強い値動きが見込まれる。日経225先物はナイトセッションでは上昇する5日移動平均線を支持線としており、同水準での底堅さが意識される一方で、75日線を抵抗線とした狭いレンジ内での推移に。31日の下落については想定内であったほか、手口面でも月末のリバランスに伴う大幅な売り越し、買い越しがそれぞれ見られていたこともあり、継続的な商いではないだろう。また、月末に下落する半面、月初については4カ月連続で上昇していることもあり、反発を想定した押し目買いの動きが期待される。

なお、NT倍率は先物中心限月で15.02倍と15.00倍を回復してきており、レンジ上限に到達。25日線を回復してきたことから、いったんはNT倍率の低下も。ただし、VIX指数の低下や限月間スプレッドの上昇基調からは、今後のNT倍率上昇を見込んだNTロングのポジション取りを想定しておきたい。

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