川重が反発、アンモニア運搬船に参入と報じられる
川崎重工業<7012>が反発している。きょう付けの日本経済新聞朝刊で「液化石油ガス(LPG)とアンモニアを両方運べる兼用運搬船を開発した」と報じられており、液化アンモニア運搬船への参入を好感した買いが入っている。
記事によると、液化温度が比較的近いLPGの運搬船技術を活用して、LPGとアンモニアのどちらにも対応できる運搬船を実用化したという。アンモニアは燃やしても二酸化炭素(CO2)が出ないことから、脱炭素の流れから燃料用としての需要増が見込まれているほか、水素を取り出す原料としての利用拡大も期待されており、今後海運会社などの早期導入を促すもようだ。