こう着も海外勢による資金流入の動きは次第に意識されてくる/オープニングコメント
2日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開が見込まれる。祝日明けの米国ではNYダウが45ドル高だった。新型コロナワクチンの普及による経済活動の正常化期待から景気敏感株が買われたほか、原油価格の上昇を受けて、エネルギー株も好調。ただし、高値圏では利益確定の売りも意識されるなか、上値の重い展開だった。ナスダックは長期金利の上昇が嫌気され、軟調に推移。シカゴ日経225先物清算値は大阪比15円安の28745円。円相場は1ドル109円40銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや利食い優勢の展開になりそうだ。ナスダックが小幅ながらも下落していることもあり、指数インパクトの大きい値がさハイテク株などによって上値を抑えられる可能性はありそうだ。ただし、足元では29000円回復後の利益確定の流れであり、積極的に売りを仕掛けてくる動きは考えづらいところでもある。ナスダック下落についても小幅な調整であり、足元でのリバウンドのトレンドは崩れていない。そのため、日経平均は25日線を支持線とした底堅さを見極める展開となろう。
物色の流れとしては米国の流れを受けて景気敏感株へ向かいやすい面はありそうだ。昨日のNT倍率は一時15.00倍を超えてきており、いったんは達成感も意識されやすい水準であるため、TOPIX型へのリバランスも想定されるところであろう。もっとも、先進国のなかで相対的に遅れていたワクチン接種が加速してきており、経済活動正常化への期待感も高まりやすいところであり、海外勢による資金流入の動きも次第に意識されてくるだろう。そのため、スタンスとしては押し目狙いとなりそうだ。
また、今日からIPOが再開することもあり、個人主体の物色意欲も根強いと考えられる。日経平均がこう着感を強めてくる状況においては、個人主体による短期的な値幅取り狙いの動きが中小型株に向かいやすいだろう。
《AK》