日本プラストが一時7%高で新高値、今期業績高変化で株価指標の割安さ際立つ
日本プラスト<7291>が急動意、マドを開けて700円近辺のもみ合いを上放れてきた。一時約7%高の756円に買われ、5月24日につけた年初来高値726円を大幅に更新した。自動車向け樹脂部品やエアバッグを手掛け、独立系ながら日産自動車<7201>向けが大半を占め、残りはホンダ<7267>向けに特化しているのが特徴。米国や中国での自動車販売好調を背景に22年3月期営業利益は前期比3.2倍の41億円を見込んでいる。株価指標面の割安さも際立っており、PERは5倍台、PBRは0.4倍台と解散価値を6割も下回る水準に放置されている。年間配当も22年3月期は前期実績に10円増配となる30円を計画しており、配当利回りは4%前後と高い。