東京株式(前引け)=続伸、景気敏感株や半導体関連が高い
3日前引けの日経平均株価は前営業日比102円14銭高の2万9048円28銭と続伸。前場の東証1部の売買高概算は5億7515万株、売買代金概算は1兆3887億円。値上がり銘柄数は1473、対して値下がり銘柄数は603、変わらずは115銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は様子見ムードのなか前日終値近辺で売り買いを交錯させる展開となったが、下値では押し目買い意欲が旺盛で、朝方は日経平均が安く始まったものの、その後はすぐにプラス圏に切り返した。2万9000円近辺は戻り売り圧力も意識され上値の重い状況は変わらないものの、前引け時点では2万9000円台をキープして着地した。東証1部全体の3分の2にあたる67%の銘柄が上昇、売買代金も1兆3000億円台と増勢基調にある。新型コロナワクチンの普及を背景に景気敏感株が買われたほか、半導体関連株にも投資資金が流入した。
個別ではトヨタ自動車<7203>が売買代金トップとなり株価も上値追いが続いている。レーザーテック<6920>にも人気が集中している。ソフトバンクグループ<9984>、任天堂<7974>が堅調、JR東日本<9020>も物色人気となった。ポプラ<7601>が大商いで値上がり率トップ、GCA<2174>も値を飛ばした。半面、ファーストリテイリング<9983>が急落、富士フイルムホールディングス<4901>が冴えず、サイバーエージェント<4751>も下落した。デンカ<4061>、BEENOS<3328>が大幅安、アドウェイズ<2489>の下げも目立った。
最終更新日:2021年06月03日 11時48分