株価指数先物【引け後コメント】 期先へのロールオーバー中心の売買

市況
2021年6月4日 18時10分

大阪6月限

日経225先物 28930 -140 (-0.48%)

TOPIX先物 1954.0 -5.0 (-0.25%)

日経225先物(6月限)は前日比140円安の2万8930円で取引を終了。寄り付きは2万8930円と、シカゴ先物清算値(2万8995円)を下回って始まると、前場半ばには一時2万8760円まで売られた。ただし、売り一巡後はショートカバー優勢の展開から後場寄り付き時には上昇に転じ、2万9000円を回復。その後は2万8900円~2万8950円辺りでの保ち合いを経て、2万8930円で取引を終えた。引き続き25日移動平均線が支持線として意識される一方で、75日線を上値抵抗としたレンジ内での推移が続いている。

東証1部の騰落銘柄は、値上がり、値下がり数が拮抗しているなか、指数インパクトの大きいエムスリー <2413> 、東京エレクトロン <8035> 、ソフトバンクグループ <9984> などの下げが日経平均株価の重荷となり、これによりNT倍率は先物中心限月で14.77倍まで低下し、直近のボトム水準に到達。その後は14.80倍辺りで推移していることもあり、ボトム圏到達からの反転を見せてくるかを見極めるタイミングに入った。

なお、4日の米国市場では雇用統計に注目が集まっており、FRBによる金融緩和縮小に向けた動きへの思惑が高まるかがポイントになりそうだ。

手口面では、日経225先物はみずほが3650枚の売り越しに対して、バークレイズが2000枚、ゴールドマンが1710枚、クレディスイスが900枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はみずほが7560枚、三菱UFJが1510枚、JPモルガンが1100枚程度の売り越しに対して、ソジェンが3640枚、SMBC日興が2300枚、ABNアムロが2240枚、BNPパリバが1630枚程度の買い越しだった。期先へのロールオーバー中心の売買である。

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