前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

注目
2021年6月18日 5時20分

■コーセル <6905>  1,114円 (-45円、-3.9%)

コーセル <6905> は6日ぶりに反落。16日の取引終了後、21年5月期の連結業績予想について、純利益を17億円から10億7700万円(前の期比3.6倍)へ下方修正しており、これが嫌気されたようだ。スウェーデン子会社の固定資産の一部で減損損失を認識し、10億9700万円の特別損失を計上することが要因。一方、新型コロナウイルス感染拡大を見越した先行発注による売り上げ増加や経費節減により、売上高は260億円から270億2000万円(同13.2%増)へ、営業利益は24億2000万円から30億2000万円(同81.1%増)へ上振れる見込み。

■日経レバ <1570>  16,010円 (-320円、-2.0%)

NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信 <1570> [東証E]が続落。今週に入って約1ヵ月ぶりに75日移動平均線を上回ったが、17日はマドを開けて売られ、再びこの同移動平均線を下回る不安定な動きとなった。日経レバは日経平均株価に連動するETFで価格変動率は日経平均の2倍に基本設定されている。ボラティリティが高く、全体相場が上下に大きく振れる局面では個人投資家をはじめとした短期資金の売買が活発化する傾向がある。17日は、全体相場が先物を絡め想定よりも押しが深くなり、必然的に日経レバに対する関心も高まった。売買代金は全上場企業の中で断トツとなったソフトバンクグループ <9984> を更に上回る水準をこなした。

■KNTCT <9726>  1,366円 (-20円、-1.4%)

KNT-CTホールディングス <9726> が5日続落。東京証券取引所は16日、同社株が上場廃止にかかる猶予期間に入ったと発表したことが嫌気された。同社が21年3月期で債務超過状態となったことが確認されたため。猶予期間は21年4月1日から23年3月31日まで。新型コロナウイルスの影響に起因するため、猶予期間は2年間としている。

■SBG <9984>  7,897円 (-112円、-1.4%)

ソフトバンクグループ <9984> が3日続落。5月にMSCIの指数イベントに絡み急落したが、その後もジリ安の展開を強いられている。17日は日経平均が先物主導で売り込まれており、日経平均寄与度の高い同社株は売り圧力に晒された。また、同社が外資系金融機関から借り入れが急増しているとの報道もあり、これも株価の不安定要因となったもようだ。株価はフシ目の8000円大台を割り込んだが、同社株が終値ベースで7000円台をつけたのは今年1月初旬までさかのぼる。PERは3倍と超割安圏にあるが、市場では「ビジネスモデル的に株価指標は下値を支えるストッパーとはならない」(国内証券ストラテジスト)としている。

※17日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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