来週の為替相場見通し=110円台は定着するか
来週の外国為替市場のドル円相場は、110円台が定着するかが注目されそうだ。予想レンジは1ドル=109円50~111円00銭。
今週は米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果がタカ派的な内容となったことから、ドルは一時110円80銭台まで上昇し、3月31日につけた110円96銭の年初来高値に迫った。ただ、17日には米長期金利が低下したことから、この日は一時110円割れとなる場面があった。FOMCの結果に対しては、市場には強弱感が対立しており、特に債券市場の動向がドル円相場を左右しそうだ。
来週は22日に米5月中古住宅販売件数、23日に米1~3月期経常収支、24日にドイツ6月Ifo景況感指数、米1~3月期GDP確報値が発表される。