10万円以下で買える、高ROE&低PER 19社【東証1部】編 <割安株特集>
少額資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。ネット証券では顧客開拓のため、約定金額が低い取引の手数料を重点的に引き下げる傾向にあり、投資家は手数料を気にせずに売買が可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入できるほか、買い付けや売却の時期を分散できるなどのメリットがある。ただ、業績低迷が続いている企業も数多くあることには留意したい。
東証1部上場企業では661社が最低投資金額10万円以下で購入できる。今回は、投下した資本に対し企業がどれだけの利益を上げられるのかという観点からROEに注目した。ROEが高い銘柄は効率的に株主資本を活用できているといえるほか、機関投資家が投資先候補として選定することも期待される。また、割安株という観点から予想PERが10倍以下の銘柄に絞り込んだ。
下表は東証1部上場銘柄(銀行を除く)を対象に、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)予想ROEが10%以上、(3)予想PERが10倍以下――を条件に投資妙味が高まる19社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※ROE、PER、最低投資金額は18日現在)
なお、20日(日)16時に「10万円以下で買える、高ROE&低PER【2部・新興】編」を配信する予定です。ご期待下さい。
最低投資 予想 予想
コード 銘柄 金額 ROE PER
<3245>ディアライフ 46500 15.58 8.8
<7593>VTHD 47100 24.88 5.4
<8593>三菱HCキャ 59400 11.77 9.1
<5202>板硝子 62600 14.30 8.1
<8203>MrMax 63800 10.78 7.1
<5358>イソライト 64400 11.28 8.9
<6165>パンチ 64400 11.70 9.7
<7513>コジマ 71400 10.96 8.9
<8940>インテリクス 72800 10.68 5.4
<3284>フージャース 74900 10.74 8.5
<1430>1stコーポ 75600 17.28 9.5
<1719>安藤ハザマ 80900 10.83 9.4
<7280>ミツバ 84400 11.99 5.4
<1879>新日本建 85100 12.21 5.0
<9428>クロップス 86900 12.69 7.8
<2924>イフジ産業 92500 12.36 9.1
<8002>丸紅 96580 12.64 7.3
<9997>ベルーナ 96900 11.10 7.5
<1768>ソネック 97700 11.64 8.1
※単位はROEが%、PERが倍、最低投資金額が円。
※対象条件について、直近予想の「最終利益が経常利益の80%以上」の企業は、特別利益や税控除などにより一時的に最終利益がかさ上げされているケースが多いため、対象から除いた。
株探ニュース