２２日の株式相場見通し＝大幅反発、ＮＹダウ６日ぶり急反騰に追随
２２日の東京株式市場は、主力株をはじめ広範囲に買い戻され日経平均は大きく反発する公算が大きい。ここ急速に下値模索の動きを強いられてきた米国株市場だが、前日はリスクオフの巻き戻し局面に入りＮＹダウが６日ぶりに急反騰、前週末の下げ分を上回る６００ドル近い上昇をみせた。ＦＯＭＣを境に早期利上げに対する警戒感が浮上し、リスク回避の売りに晒されていたが、足もとでは突っ込み警戒感からの押し目買いや買い戻しが優勢となった。東京市場もこの流れを引き継ぎ、日経平均は切り返し急となり、２万８０００円台半ばから後半へのリバウンドが想定される。ただ、日本時間２３日未明にパウエルＦＲＢ議長の議会証言が予定され、この内容を見極めたいとの思惑もあり取引終盤は上値が重くなる可能性もある。
２１日の米株式市場では、ＮＹダウ平均株価が前営業日比５８６ドル８９セント高の３万３８７６ドル９７セントと急反発。ナスダック総合株価指数は同１１１．１０４ポイント高の１万４１４１．４８０だった。
日程面では、５月の食品スーパー売上高、５月の百貨店売上高。また、マザース市場にデコルテ・ホールディングス<7372>、ペルセウスプロテオミクス<4882>、ペイロール<4489>の３社が新規上場。海外では、５月の米中古住宅販売件数、パウエルＦＲＢ議長の議会証言など。