本日注目すべき【好決算】銘柄 メルカリ、住友林 (23日大引け後 発表分)
23日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
メルカリ <4385> [東証M] ★今期経常を44億円の黒字に上方修正
◆21年6月期の連結経常損益を従来予想の1億円の赤字(予想レンジ中値)→44億円の黒字(前期は193億円の赤字)に上方修正し、一転して黒字に急浮上する見通しとなった。メルカリJPの好調に加え、メルペイにおける定額払いの利用増加、メルカリUSの収益改善が寄与する。また、想定を上回る広告宣伝費の削減なども上振れに貢献する。黒字化は上場来初となる。
住友林業 <1911> ★今期経常を25%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も20円増額
◆21年12月期の連結経常利益を従来予想の800億円→1000億円に25.0%上方修正し、従来の2期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。米国の旺盛な住宅需要を背景に、戸建住宅事業で販売価格が上昇し利益水準が想定を上回ることに加え、米国の不動産開発事業における物件売却益が増加することなどが上振れの要因。
業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の50円→70円に大幅増額修正した。
併せて、1600万株の公募増資とオーバーアロットメントによる売り出しに伴う上限240万株の第三者割当増資を実施すると発表。
株探ニュース