「全固体電池」が22位、日本ケミコンが次世代電池材料の量産技術開発へ<注目テーマ>

特集
2021年6月23日 12時20分

★人気テーマ・ベスト10

1 パワー半導体

2 半導体

3 2021年のIPO

4 半導体製造装置

5 旅行

6 ポストコロナ

7 脱炭素

8 量子コンピューター

9 デジタルトランスフォーメーション

10 TOPIXコア30

みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「全固体電池」が22位となっている。

日本ケミコン<6997>はきょう、ブリヂストングループの旭カーボンとリチウムイオン電池用導電助剤「NHカーボン」の量産技術開発に向けて協業すると発表した。NHカーボンは日ケミコンが開発した次世代蓄電デバイス用材料で、リチウムイオン電池や全固体電池の正負極に用いることにより充放電サイクル寿命を従来比2~3倍に向上させる効果がある。

全固体電池は、従来のリチウムイオン電池に比べて液漏れによる発火リスクが低いほか、構造がシンプルなことから積層化が容易で小型化しやすいといった特徴を持つ。また、電気の貯蔵能力やエネルギー効率が高く、電気自動車(EV)や再生可能エネルギー分野での活躍が期待されており、トヨタ自動車<7203>など大手自動車メーカーをはじめ、村田製作所<6981>、TDK<6762>、パナソニック<6752>などが実用化に向けた開発を進めている。

関連銘柄としては、今年3月に世界初となるセラミックパッケージ型の硫化物系小型全固体電池を開発したと発表したマクセルホールディングス<6810>に注目。前述のNHカーボンは、この硫化物系小型全固体電池へ採用されることが決定している。

また、マーケットの注目度が高い三櫻工業<6584>やFDK<6955>、ジーエス・ユアサ コーポレーション<6674>、武蔵精密工業<7220>、日立造船<7004>のほか、東邦チタニウム<5727>、ホソカワミクロン<6277>、オハラ<5218>、大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>などもマークしておきたい。

出所:MINKABU PRESS

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.