東京株式(前引け)=反発、円安追い風に朝安後に切り返す
24日前引けの日経平均株価は前営業日比45円23銭高の2万8920円12銭と反発。前場の東証1部の売買高概算は4億1011万株、売買代金概算は9803億円。値上がり銘柄数は1107、対して値下がり銘柄数は943、変わらずは140銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は、日経平均が朝方安く始まったもののその後に切り返しプラス圏で引けた。米国株市場では主要株指数が高安まちまちで、NYダウは3日ぶり反落となったが、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は小幅ながら高く引け最高値を更新したことで、東京市場でもリスクを取る動きが徐々に強まった。外国為替市場では1ドル=111円台に入る円安が輸出セクターにプラスに働いた。ソフトバンクGが上昇に転じたことも市場のセンチメント改善に寄与したもようだ。
個別ではソフトバンクグループ<9984>が断トツの売買代金をこなし高く、エーザイ<4523>も活況高。任天堂<7974>も堅調。オリバー<7959>が値上がり率トップに買われ、ディー・エル・イー<3686>も大幅高。フリュー<6238>も値を飛ばした。半面、キーエンス<6861>が軟調、タムラ製作所<6768>も利益確定の売りが続いている。マネックスグループ<8698>も軟調。ジェイリース<7187>が大幅安、メディカル・データ・ビジョン<3902>なども大きく値を下げた。