英ポンド週間見通し:底堅い値動きか、7月中に経済制限緩和の可能性

通貨
2021年6月26日 14時17分

■反発、企業景況感の改善傾向や原油高を好感したポンド買い

今週のポンド・円は反発。週初に151円32銭まで下落したが、企業景況感の改善傾向や原油高を好感して6月23日に155円16銭までポンド高・円安に振れる場面があった。なお、英中央銀行は24日開催の会合で金融政策の現状維持を決めたが、早期利上げ観測は後退し、週末前のポンド・円は154円を挟んだ水準で推移した。取引レンジ:151円32銭-155円15銭。

■底堅い値動きか、7月中に経済制限緩和の可能性

来週のポンド・円は底堅い値動きか。英中央銀行の金融緩和策は長期間維持される可能性があることから、金利上昇を想定したポンド買い・円売りは縮小した。ただ、英国政府は7月中に経済制限措置を緩和するとの見方が広がっており、リスク回避的なポンド売りはやや縮小する可能性がある。

〇発表予定の英国主要経済指標・注目イベント

・6月30日:1-3月期国内総生産改定値(前回:前年比-6.1%)

予想レンジ:152円50銭-155円00銭

《FA》

提供:フィスコ

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