株価指数先物【引け後コメント】 2万9000円を中心に狭いレンジでの推移が継続

市況
2021年6月28日 18時06分

大阪9月限

日経225先物 28950 -90 (-0.30%)

TOPIX先物  1958.0 -0.5 (-0.02%)

日経225先物(9月限)は先週末比90円安の2万8950円で取引を終了。寄り付きは2万9000円とシカゴ先物清算値(2万9010円)にサヤ寄せして始まった。現物の寄り付き時に2万9080円まで上昇幅を広げたが、その直後に2万8950円まで軟化。この朝方につけた2万9080円を高値、2万8950円を安値として、終日、2万9000円を中心とした狭いレンジで推移。結局は本日の安値で取引を終えている。

ファーストリテイリング <9983> が前場半ばにかけて買われており、日経平均株価を下支えする形となる一方、東京エレクトロン <8035> 、アドバンテスト <6857> の下落が重荷となった。また、東証1部の売買高は8億7000万株と薄商いのなか、任天堂 <7974> やキーエンス <6861> のほか、メガバンク株の上昇によりTOPIX型優位の展開となった。これによりNT倍率は先物中心限月で14.78倍に低下しており、チャート形状としては25日移動平均線に上値を抑えられた形となる。ただし、米国市場の動きからTOPIX型の優位は想定されていたこともあり、引き続きボトム圏でのNTロングポジション組成を想定しておきたいところであろう。また、アノマリーでは月末はリバランスによる売買で弱い値動きが警戒されやすく、月末に向けては押し目狙いのスタンスになりそうだ。

手口面では、日経225先物はシティが680枚、BofAが670枚、モルガンSが390枚、クレディスイスが310枚程度の売り越しに対して、ABNアムロが840枚、SBIが310枚、日産が240枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はSMBC日興が990枚、モルガンSが470枚、UBSが320枚、バークレイズが240枚程度の売り越しに対して、みずほが860枚、BofAが8200枚、ゴールドマンが460枚、ABNアムロが300枚程度の買い越しだった。

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