USENHDは急反発、第3四半期49%営業増益と期末配当予想の増額修正を好感
USEN-NEXT HOLDINGS<9418>は急反発し年初来高値を更新。8日の取引終了後に発表した第3四半期累計(20年9月~21年5月)連結決算が、売上高1538億6900万円(前年同期比7.3%増)、営業利益125億4100万円(同49.0%増)、純利益66億9400万円(同2.1倍)と大幅増益となったことに加えて、8円50銭を予定していた期末一括配当を12円50銭に引き上げると発表したことが好感されている。
課金ユーザーが順調に増加し、映像配信サービス「U-NEXT」の提供を行うコンテンツ配信事業が収益化したことが牽引した。また、通信事業で法人向けICT(SaaSサービス)の一過性要因による売り上げ増加があったことや、店舗サービス事業及び業務用システム事業がコロナ禍から着実に復調傾向にあることなども寄与した。
なお、21年8月期通期業績予想は、売上高2040億円(前期比5.6%増)、営業利益155億円(同42.4%増)、純利益75億円(同52.8%増)の従来見通しを据え置いている。