SHIFTが急反騰、新規顧客増など寄与し第3四半期営業利益61%増
SHIFT<3697>が急反騰している。8日の取引終了後に発表した第3四半期累計(20年9月~21年5月)連結決算が、売上高328億8800万円(前年同期比58.7%増)、営業利益26億4200万円(同60.8%増)、純利益19億100万円(同83.4%増)と大幅増益となったことが好感されている。
営業強化により新規顧客数が増加したほか、上流サービスやクロスセルの加速により顧客単価上昇を牽引した。また、高単価サービスを増やしたことでエンジニア単価が上昇したことに加えて、稼働率も通常レベルへ回復し売上総利益率が改善した。
なお、21年8月期通期業績予想は、売上高450億円(前期比56.7%増)、営業利益34億円(同44.5%増)、純利益21億円(同27.4%増)の従来見通しを据え置いている。
同時に、ローカライズやゲーム開発を行うDICO(東京都渋谷区)の株式を取得し子会社化すると発表した。エンターテインメント領域におけるサービス提供範囲の拡大を図るのが狙いで、議決権所有割合は80%になる予定。取得価額は非開示。なお、業績への影響は軽微としている。