北興化がS高カイ気配に張りつく、半導体材料など好調で3~5月期営業2割増益に
北興化学工業<4992>が大口の買いを集めストップ高カイ気配に張り付いている。全農系の農薬の専業大手で、医薬中間体や電子材料など非農薬のファインケミカル部門も充実している。前週末9日取引終了後に発表した21年11月期上期決算は営業利益段階で前期比4%減の20億9900万円と減益となったが、3~5月期で見た場合はトップラインと利益いずれも急改善しており、営業利益は前年同期比21%増という高い伸び率を示した。半導体の高集積化が進むなか、同社がスチレン系機能性モノマーとして川上で展開するKrFフォトレジスト用材料などが全体業績に貢献、医薬中間体なども好調で収益を後押ししている。これをポジティブ視する買いが集中した。
最終更新日:2021年07月12日 11時20分