HIOKIが一時12%高、21年12月期業績及び配当予想を上方修正
HIOKI<6866>が急反騰して一時、前週末比780円(12.3%)高の7100円に買われ、一気に上場来高値を更新している。前週末9日の取引終了後、21年12月期の連結業績予想について、売上高を266億円から281億円(前期比29.7%増)へ、営業利益を47億5000万円から54億2000万円(同2.2倍)へ、純利益を36億7000万円から42億1000万円(同2.0倍)へ上方修正し、あわせて45円を予定していた期末配当予想を90円に引き上げると発表したことが好感されている。
中国、台湾、韓国など東アジア各国の経済活動が急速に回復したことを受けて、海外市場への売上高が増加していることが要因。また、世界的な脱炭素に向けた取り組みを受けて、主要顧客の自動車及び電子部品業界で設備投資の回復が進み、バッテリーやモーター、電子部品関連の計測器の需要も高まっているという。なお、年間配当は155円(従来予想110円)となり、前期実績に対しては95円の増配になる予定だ。