ライトオンが急反発、値下げロス改善寄与し第3四半期営業利益が通期計画をほぼ達成
ライトオン<7445>が急反発している。13日の取引終了後に発表した第3四半期累計(20年9月~21年5月)連結決算が、売上高396億3200万円(前年同期比1.4%増)、営業利益5億9900万円(前年同期18億900万円の赤字)、最終損益6億7200万円の赤字(同33億2600万円の赤字)となり、営業利益が通期計画をほぼ達成したことが好感されている。
スウェットやイージーパンツなどコロナ禍の在宅ニーズにマッチした商品の販売は好調だった一方、アウターや薄手羽織物を中心に外出着需要のアイテムの販売動向が鈍かったことから売上高は小幅な増収にとどまった。ただ、短サイクル型発注の運用定着により在庫を適正にコントロールし、値下げロスの改善に努めたことや、販管費を抑制した効果で、営業損益は大幅に改善した。
なお、21年8月期通期業績予想は、売上高540億円(前期比1.9%増)、営業利益6億円(前期37億7500万円の赤字)、最終損益10億5000万円の赤字(同57億2000万円の赤字)の従来見通しを据え置いている。