イーレックスは大幅高で上場来高値圏をまい進、脱炭素関連人気で踏み上げ相場の様相に
イーレックス<9517>が大幅高で3日続伸、上場来高値圏を突き進む展開。地球温暖化防止を目的に脱炭素に向けた取り組みが世界的に活発化するなか、日本国内でも政府や日銀が政策面でこれを後押しする動きを強めている。そのなか同社は余剰電力を買い取り再販する電力小売り事業を展開するほか、国内で高知県と大分県に自社のバイオマス発電所も保有しており、同関連の象徴株の一角としてマーケットの注目を集めている。22年3月期は営業利益段階で減益を見込んでいるほか、時価予想PERも28倍台とやや割高なこともあり空売りも呼び込んでいるが、これが踏み上げ相場を誘発している。信用取組は信用倍率1.05倍と拮抗、日証金では株不足状態で逆日歩がついており、空売り買い戻しが株価の上昇を助長する格好となっている。