三光合成が気配値のまま一気上放れ、前期営業益3.5倍化で今期も2割増益予想
三光合成<7888>が急動意、気配値のまま400円台半ばのもみ合いを一気に上放れてきた。工業用樹脂部品を手掛け、バンパーをはじめ自動車向けを主体とするが、世界的に好調な自動車販売を背景に業績は絶好調に推移している。14日取引終了後に発表した21年5月期決算は営業利益が前の期比3.5倍の24億1100万円と急拡大、会社側計画の20億円から大幅に上振れしての着地となった。また、22年5月期営業利益についても前期比20%増の29億円を見込んでおり、これがサプライズを与え大口の買いを呼び込んでいる。また株主還元にも積極的で、今期年間配当は前期実績に3円増配の14円を計画、これも物色人気を増幅させている。