PCNETは5連騰、22年5月期の連続最高益見通しと増配予想を好感
パシフィックネット<3021>が5連騰。前日比15.5%高の3290円まで上値を伸ばした。14日の取引終了後に発表した21年5月期の連結経常利益は前の期比86.9%増の7億6300万円に拡大して着地。続く22年5月期も前期比20.5%増の9億2000万円に伸びる見通しを示しており、これを好材料視する買いが入っている。
前期はITサブスクリプション事業の拡大に加え、事業構造改革や生産性向上効果が奏功し、売上高、経常利益ともに過去最高を達成した。今期はクラウド進展、Windows11の事業機会、レンタルの認知度拡大などのポジティブ要因が存在する一方、コロナ禍や半導体不足の長期化といったリスク要因を考慮し、保守的な予想としている。併せて、今期配当は前期比6円増の36円に増配する方針としたことも好感されている。