NY金はCPI響かず、パウエル議長発言に注目 サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)

経済
2021年7月15日 17時35分

皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、NY金についてのレポートを紹介します。

陳さんはまず、『NY金はCPI響かず、パウエル議長発言に注目』と述べています。

13日に発表された6月米消費者物価指数(CPI)は前年同月比5.4%上昇と、2008年8月以来12年10カ月ぶりの高い伸びとなりました。前月比も0.9%上昇と13年ぶりの大幅な上昇。景気回復に伴う需要の急増でインフレ圧力が高まりました。変動の激しい食品とエネルギーを除いた上昇率は前年同月比で4.5%と、1991年11月以来29年7カ月ぶりの高水準です。

『インフレの加速を受けて米連邦準備制度理事会(FRB)が金融引き締めを前倒しにすると思われたが、NY金は反発。1809.90ドル(+4.00)』と伝えています。

続けて、『FRBの政策転換には今回のような高めの数字が続く必要があるため、今回の結果だけでFRBが金融緩和策の早期縮小を決断するほどの内容ではないとの見方が優勢になったようだ。この日は、30年物米国債の入札が弱い結果となったため、安全資産の金が買われた面もあるようだ』と分析しています。

陳さんは、『市場は、金融政策に関する手がかりを得るため14、15の両日に行われるパウエルFRB議長の議会証言に注目している。FRBは完全雇用を目指しており、インフレが一時目標を上回っても特に問題視しない姿勢を改めて示している』と述べています。

CPIについては、『市場では、強いと予想されていたが、それを上回ったことでインフレは一時的と繰り返すFRBの見方が揺らぐ可能性がある。こうした中で、パウエル議長の証言内容が、タカ派的になるのかどうかが注目される』と言及しています。

こうしたことから、陳さんは、NY金について、『パウエル議長の姿勢がハト派的であれば、NY金は堅調地合いを維持し、次の節目である1850ドルを上回る可能性は高いだろう』と考察しています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の7月14日付「NY金はCPI響かず、パウエル議長発言に注目」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 花田浩菜

《FA》

提供:フィスコ

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