本日注目すべき【好決算】銘柄 ベクトル、ベイカレント、フェローテク (15日大引け後 発表分)

注目
2021年7月16日 7時01分

15日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

ベクトル <6058>   ★3-5月期(1Q)経常は578倍増益・上期計画を超過

◆22年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比578倍の11.5億円に急拡大して着地。オンラインを活用したPRイベントやSNSを活用したライブコマース支援などデジタル領域の新サービスを積極展開し、PR・広告事業の収益が大きく回復したことが寄与。プレスリリース配信事業の好調継続に加え、ダイレクトマーケティング事業が黒字化したことも業績拡大に貢献した。

上期計画の10.7億円をすでに上回っており、業績上振れが期待される。

ウォンテッド <3991> [東証M]  ★今期経常を2.3億円に修正

◆21年8月期の連結経常利益を従来予想の6500万円~2億3500万円→2億3500万円に修正。ビジネスSNS事業の売上高が堅調に推移するなか、レンジ形式で予想していた広告宣伝費を下限のペースで投下を進めることが背景。

ベイカレント <6532>   ★3-5月期(1Q)税引き前は68%増益で着地

◆22年2月期第1四半期(3-5月)の税引き前利益(非連結)は前年同期比67.5%増の49.8億円に拡大して着地。前期に増員したコンサルタントの戦力化が進んだことに加え、DXや事業戦略に関するプロジェクトの受注が引き続き好調だったことが寄与。稼働率の平均が約90%と高水準で収益性が一段と向上したことも業績拡大につながった。

フェローテク <6890> [JQ]  ★今期最終を24%上方修正・最高益予想を上乗せ

◆22年3月期の連結最終利益を従来予想の123億円→153億円に24.4%上方修正。増益率が48.6%増→84.8%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。中国CCMC社の持ち分変更に伴う持ち分変動利益約30億円を計上することが上振れの要因。

きずなHD <7086> [東証M]  ★今期税引き前は45%増で3期ぶり最高益更新へ

◆21年5月期の連結税引き前利益は前の期比69.7%増の5.6億円に伸びて着地。続く22年5月期も前期比45.1%増の8.2億円に拡大し、3期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。今期は10ホールの新規出店を計画。葬儀単価は緩やかな回復にとどまるものの、顧客ニーズの家族葬へのシフトを着実に捉え、葬儀件数は前期比12.0%増の1万0200件を見込む。

併せて、24年5月期に営業利益15.8億円(前期は7.3億円)を目指す中期経営計画を策定。

ジェイリース <7187>   ★今期経常を22%上方修正・最高益予想を上乗せ

◆22年3月期の連結経常利益を従来予想の11.7億円→14.3億円に22.2%上方修正。増益率が28.4%増→57.0%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。主力の家賃債務保証業務で新規申込と既存契約からの継続保証料収入が順調に推移しているうえ、オフィスや店舗などの事業用賃料保証も拡大し、売上高が計画を上回ることが寄与。与信審査・債権管理業務の強化による貸倒コストの抑制や債権管理業務コストの削減も上振れに貢献する。

エフテック <7212>   ★非開示だった今期経常は55%増益、10円増配へ

◆非開示だった22年3月期の連結経常利益は前期比55.3%増の37億円に拡大する見通しとなった。半導体供給不足の影響があるものの、下期にかけて生産を挽回し、2ケタ増収増益を見込む。

併せて、従来未定としていた今期の年間配当は前期比10円増の18円を実施する方針とした。

グッドパッチ <7351> [東証M]  ★今期経常を26%上方修正・最高益予想を上乗せ

◆21年8月期の連結経常利益を従来予想の2億9600万円→3億7400万円に26.4%上方修正。増益率が40.3%増→77.3%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。DX需要の高まりを受けて、デザインパートナー事業への問い合わせ数が増加するとともに、プロジェクトの単価と件数が好調に推移していることが要因。人件費などのコスト効率化も上振れに貢献する。

Bエンジニア <7352> [東証M]  ★今期経常を53%上方修正

◆21年8月期の連結経常利益を従来予想の7000万円→1億0700万円に52.9%上方修正。減益率が39.7%減→7.8%減に縮小する見通しとなった。ITエンジニアの需要が高まるなか、Midworks事業における稼働人数が想定を上回ることが寄与。営業体制の見直しなどの業務効率化で人件費率が低下したことも上振れの要因となる。

幸和製 <7807> [JQ]  ★3-5月期(1Q)経常は3.7倍増益・上期計画を超過

◆22年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比3.7倍の2.1億円に急拡大して着地。介護ルートで昨年11月に発売した歩行車「シトレア」の受注が好調だったことが寄与。固定費抑制を継続したことも大幅増益に貢献した。

上期計画の1.5億円をすでに41.7%も上回っており、業績上振れが期待される。

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