話題株ピックアップ【夕刊】(3):シキノHT、ツクルバ、ジー・スリー

注目
2021年7月16日 15時18分

■ツクルバ <2978>  1,094円  +150 円 (+15.9%) ストップ高   本日終値

ツクルバ<2978>はストップ高。午前11時ごろ、中古・リノベーション住宅の流通プラットフォーム「cowcamo(カウカモ)」で、新ブランド「ALUX(アリュクス)」、ファミリー世帯向けの「emot(エモット)」の提供を開始したと発表しており、これが好材料視された。今回提供を開始した「アリュクス」は、都会的な暮らしを好む単身から2人暮らし世帯向けの「都会の空気を吸い込んだ、“今”を充たす住まい」ブランドで、一方の「エモット」は、忙しい毎日のなかで心地良さを重視しながらも感性を大切にしたいファミリー世帯に向けた「家族の毎日をもっと輝かせる住まい」ブランド。カウカモの「ブランド」は、物件を仕入れてリノベーションをした上で再販する事業を行う再販事業者と、27万人の会員を持ちメディアと接客の両面で得られたユーザーニーズのデータや知見を持つカウカモが協業して展開しており、同社では今後もブランドラインアップの拡充を図るとしている。

■ジー・スリー <3647>  511円  +61 円 (+13.6%)  本日終値

ジー・スリーホールディングス<3647>は急騰。同社は若年層向け雑貨から業態転換し、太陽光発電事業に傾注し業容拡大を図っている。15日取引終了後に発表した21年8月期第3四半期決算(20年9月~21年5月)は営業損益が1億1800万円(前年同期実績は2億5100万円の赤字)と黒字に転換した。太陽光発電所の販売や売電収入、太陽光パネルなどの発電用商材の売り上げが大きく伸びて収益を押し上げている。特に3~5月期が好調で、これをポジティブ視する買いが集中した。

■買取王国 <3181>  744円  +80 円 (+12.1%) 一時ストップ高   本日終値

買取王国<3181>が急伸。15日の取引終了後に発表した第1四半期(3~5月)単独決算が、売上高11億8100万円(前年同期比3.7%増)、営業利益7000万円(同3.4倍)、純利益4400万円(同3.0倍)と大幅増益となり、上期計画の営業利益1000万円を上回ったことが好感された。新型コロナウイルス感染症の影響で、前年同期にファッション・ホビーの売り上げが大幅に下がった反動があり、売上高は前年同期を上回った。また、継続的に粗利率が改善したことや経費削減に取り組んだことも寄与した。なお、22年2月期通期業績予想は、売上高50億5100万円(前期比3.2%増)、営業利益9000万円(同28.4%減)、純利益5900万円(同42.2%減)の従来見通しを据え置いている。

■シキノハイテック <6614>  4,450円  +430 円 (+10.7%)  本日終値

シキノハイテック<6614>は続急騰。東京証券取引所が16日売買分から、信用取引による新規の売り付け及び買い付けにかかる委託保証金率を70%以上(うち現金40%以上)とする信用取引の臨時措置を解除したと発表しており、売買の自由度が増すとの見方から買いが流入した。また、日本証券金融も16日付で貸借取引銘柄別増担保金徴収措置を解除すると発表している。

■ヨシムラHD <2884>  812円  +73 円 (+9.9%)  本日終値  東証1部 上昇率5位

ヨシムラ・フード・ホールディングス<2884>が急反発。15日の取引終了後に発表した第1四半期(3~5月)連結決算が、売上高76億2900万円(前年同期比1.7%減)、営業利益2億4400万円(同13.5%増)、純利益2億3300万円(前年同期収支均衡)となり、2ケタ営業増益となったことが好感された。国内で香り芽本舗をグループ化したことによる増加要因があったものの、産業給食や外食産業、観光産業向けの販売は減少傾向が継続したほか、海外ではホテル、航空関連及びケータリング向けの販売は減少傾向が継続し売上高は減少した。ただ、海外で旧正月に小売店向け商品の売り上げが好調に推移したことや、為替差益を計上したことなどが利益を押し上げた。なお、22年2月期通期業績予想は、売上高306億700万円(前期比4.5%増)、営業利益8億500万円(同64.9%増)、純利益3億4600万円(同7.2%増)だった。

■三機サービス <6044>  1,174円  +104 円 (+9.7%)  本日終値  東証1部 上昇率6位

三機サービス<6044>は急騰し年初来高値を更新。15日の取引終了後に21年5月期決算を発表し、売上高は115億2500万円(前の期比1.3%減)、営業利益は2億8800万円(同29.0%減)で着地。一方、続く22年5月期の連結業績予想は、売上高125億円(前期比8.5%増)、営業利益4億5000万円(同55.8%増)と急回復する見通しとなり、これを好感した買いが入ったようだ。前期は、新型コロナウイルス感染症の影響による飲食業を中心とした売り上げの減少、省エネ工事や新設、更新工事などの伸び悩みのほか、新基幹システム導入に伴う減価償却費の増加などが業績の下押し要因となった。なお、今期の年間配当予想は前期比10円増の25円とした。あわせて、自社株買いの実施を発表した。上限を2万5000株(発行済み株数の0.42%)、または3500万円としており、取得期間は7月16日から8月15日まで。資本効率の向上並びに譲渡制限付き株式報酬として、同社の取締役(社外取締役を除く)に交付する自己株式への充当を目的としている。

■交換できるくん <7695>  4,605円  +375 円 (+8.9%)  本日終値

交換できるくん<7695>が反発。15日の取引終了後、中国地方へ事業エリアを拡大すると発表しており、これが好感された。同社は5大都市圏(関東・関西・東海・札幌・九州北部)でサービスを展開しているが、9月に広島市安佐南区に拠点を開設し、これにより中国地方中西部から九州北部を商圏とすることが可能となるとしている。なお、同件は22年3月期業績予想には含まれていないという。同時に、本社を移転すると発表した。現在の東京都渋谷区東1丁目26番20号東京建物東渋谷ビル12階から、12月をメドに同ビル7階に移転する。これに伴う費用が業績に与える影響は軽微としている。

■Bエンジニア <7352>  1,781円  +131 円 (+7.9%)  本日終値

Branding Engineer<7352>が続急伸。15日の取引終了後、21年8月期の連結業績予想について、売上高を35億7600万円から42億1400万円へ、営業利益を6800万円から1億200万円へ上方修正したことが好感された。企業によるデジタルトランスフォーメーション(DX)推進などを背景にITエンジニアの需要が高まるなか、Midworks事業における稼働人数が想定より上振れていることが要因という。なお、前期は連結決算を行っていないため比較はないが、前期の単独決算との比較では35.5%増収、1.0%営業増益を見込む。同時に発表した第3四半期累計(20年9月~21年5月)決算は、売上高30億4200万円、営業利益1億2100万円だった。同じく前年同期の単独決算との比較では31.2%増収、12.9%増益だった。

■いちよし証券 <8624>  619円  +32 円 (+5.5%)  本日終値

いちよし証券<8624>は後場急伸。正午ごろに発表した第1四半期(4~6月)連結決算速報で、営業収益51億6400万円(前年同期比35.5%増)、営業損益8億8200万円の黒字(前年同期3億8100万円の赤字)、最終損益7億8500万円の黒字(同4億100万円の赤字)と大幅な営業増益となったことが好感された。取り組み中の「改革の断行」が奏功したほか、受益証券の募集手数料や株式の委託手数料などが増加したことが営業収益・利益を押し上げた。

■グッドパッチ <7351>  3,010円  +132 円 (+4.6%)  本日終値

グッドパッチ<7351>は4日ぶりに反発。15日の取引終了後、21年8月期の連結業績予想について、売上高を25億9100万円から27億2200万円(前期比27.0%増)へ、営業利益を2億9600万円から3億7800万円(同74.5%増)へ、純利益を2億2700万円から2億9500万円(同36.7%増)へ上方修正したことが好感された。デジタルトランスフォーメーション(DX)の需要の高まりを受けて、国内でデザインパートナー事業への問い合わせ数が増加するとともに、月平均プロジェクト単価と月平均プロジェクト件数が好調に推移していることが要因としている。なお、同時に発表した第3四半期累計(20年9月~21年5月)決算は、売上高20億2600万円(前年同期比25.9%増)、営業利益3億3800万円(同2.1倍)、純利益2億6100万円(同56.7%増)だった。

●ストップ高銘柄

ベイシス <4068>  10,840円  +1,500 円 (+16.1%) ストップ高   本日終値

など、7銘柄

●ストップ安銘柄

WT天然ガス <1689>  1円  0 円 (0.0%) ストップ安   本日終値

以上、1銘柄

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